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アパートローンの金利は、金融機関によって様々ですが、2.5%が平均値です。しかし、メガバンクや条件のいい地銀なら1%台も十分可能です。
1億円のローンで金利が1%違うと「月々の返済額」と「返済総額」は、どの様に変わるのか比較してみましょう。
融資金額1億円。金利差による返済総額と毎月の返済額について計算してみました。
物件・融資条件設定
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金利1.5% | 金利2.5% | 差額 | |
毎月の返済 | 345,120円 | 395,120円 | 50,000円 |
返済総額 | 124,243,068円 | 142,243,405円 | 18,000,337円 |
金利が1%違うだけで、返済総額は1800万円も高くなる。
言い換えれば、「ローンで金利を1%低く借りれれば」『利益は1800万増える』ということ。
検討する物件が出てきた際は、物件の特性やエリア、融資期間などを考慮して、どの銀行想定で臨むのがいいか検討しましょう。同じ物件でも、持ち込む金融機関によって全く違う融資条件になります。 |
銀行には区別があります。3つに分けてみました。
それぞれの特徴について見てみましょう。
みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の3行。
この3行にりそな銀行を加える場合もある。
融資エリアは日本全国。融資審査は厳しいが金利は1%前後。
頭金を10-20%求められることが多い。
地銀は数が多く、不動産ローンに対する姿勢は様々。金利も各行によってマチマチ。審査基準も各行によって変わる。不動産ローンに積極的な銀行は次のとおりで金利は1%前後~3%台程度と幅がある。
千葉銀行 | 横浜銀行 | 静岡銀行 | スルガ銀行 | |
金利目安 | 1.0-2.0% | 1.0-1.5% | 3.0-3.5% | 2.0-3.0% |
年収目安 | 800万円以上 | 1000万円以上 | 700万円以上 | 800万円以上 |
エリア | 1都3県 | 主に神奈川県 | 主要都市 | 1都3県 |
物件対象エリアは、千葉県と東京都が中心。しかし、支店がある神奈川、埼玉への融資も場合によってある。融資申込者の居住地については厳しく、千葉県か東京都に住んでいることが条件となる。金利は、1.0%~1.6%程度が中心だが、属性や物件により0.7-0.8%という例もある。金利水準が都市銀行並みで新規法人への融資も積極的など柔軟な対応ができるので、エリアと居住地の条件をクリアできれば、積極的に狙っていくべき銀行である。
神奈川県内の物件を購入するのに適している。金利は1%前半~1%中盤。属性が高ければ0%台もある。注意しなければいけない点が一つ。融資審査に時間がかかること。仮審査まで2-3週間かかることもある。頭金を20%程度求められることが多い。
法定耐用年数を過ぎた期間で融資可能。例えば築20年の木造で25-30年間の融資が下りる場合が多々ある。融資エリアも首都圏、札幌、仙台、金沢、大阪、福岡などと広範囲。利回りが取れる築古物件を購入する際には候補の一つにしたい。
現在は、「年収800万円程度」+「金融資産2000万円以上」が条件の一つになっている。自己資金として物件価格の10%の頭金を入れることを求められる。木造の耐用年数を最長50年としていることから、築20年の木造物件でも25-30年の融資期間が狙える。金利は2.0-3.0が基本だが、属性や物件評価などにより1%台も可能性がある
不動産投資ローンに積極的な銀行。不動産投資の世界ではノンバンク系といわれることがある。金利はオリックス銀行が「2.8-3.5%」「年収700万円以上」、SBJ銀行は「金利2%台」で「年収500万円」でチャレンジできる。
いかがでしょうか。
金利は不動産投資の収益に大きな影響を与えます。したがって物件の状況、例えば新築と築古中古では想定銀行を変える必要があります。
融資の基本は「期間は長く」「金利は安く」「融資割合は大きく」です。